メタボ対策としてのラクトフェリン

 

メタボリックシンドローム(通称メタボ)は、現代人にとって誰もが気にする身近な存在で、既にメタボ対策としての成分の健康食品もいろいろと登場しています。

 

例えば、アミノ酸の一種で、体内の余分な脂肪を燃焼してエネルギーに変えるというL-カルニチンや、魚油に多く含まれる不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(DHA、EPA)は、中性脂肪やコレステロールを減らして、高血圧予防も期待されています。

 

同様に不飽和脂肪酸の一種である共役リノール酸(CLA)も、体脂肪を減少させて活性酸素の害を防止する効果が期待され、それぞれに人気もあります。

 

そんな中で後発ながらメタボ対策として加わったのがラクトフェリンというわけで、ラクトフェリンは多機能蛋白質を由来としているので、健康的に内臓脂肪を減らす効果があり、実践者の中にはラクトフェリンを2カ月間服用して内臓脂肪面積が40%も減ったという報告もされているそうです。

 

ちなみにラクトフェリンは腸まで届けることが大きなポイントで、生まれて間もない赤ちゃんが母乳からラクトフェリンを充分に摂取することができるのは、まだ、胃が未発達段階にあるためで、ラクトフェリンが腸までしっかり届くからです。

 

成人の場合にはそうはいかないので、目的の内臓脂肪が蓄積している腸に行く前に胃で分解されてしまいます。そこで、サプリメントなどでは対策がしっかり施されているわけで、その効果が期待できるのです。